日本おもと名品展 東京支部展pt.3

日本おもと名品展の特別賞作品が業者組合のHPにアップされましたので、ご覧下さい。
日本おもと業者組合


バタバタと過ごしていたので、しばらく更新が滞りましたが、前回の続きとして東京支部展の参考品/未登録品から5点選出された安達賞を紹介します。

「羅紗実生」 溪氏
昨年三河の実生会でトップをとった実生を求め、一作かけたそうで、中々魅力的な木になっていました。
熨斗から総雅糸竜へ進展しており、覆輪気も良くなっていて楽しみです。 

「萬亀」 佐藤氏
岡山の清水さんが作出した羅紗獅子で、斉藤獅子という実親から生えたそうです。
葉芸は一流、型は小さく、獅子作りをすればもっと葉が巻き込むそうです。
まだ本数が少ないですが、羅紗獅子ではかなり面白い部類ですね。 
「菱玄」 溪氏
河村氏の実生。
青がほとんどですが、関戸さんの殖えから覆輪が回り始めたそうです。
襟組のしっかりとした品種で、熨斗葉のバラエティに富んでいます。 
「瑛祥」 西濵氏
石藤実生で、♂木は『新生殿』だそうです。
『新生殿』を使ってこういうタイプが出るとは…。分からないものですね。
今回、私の中では参考品で一番でした。


肉厚で、この地合いと葉芸の良さ、かなりの大物です。
折り下げの良い小型種は他に『荒法師』、『冠彩』などがありますが、それらとはまた特徴が違っているのでイイ! 
「弥山」 篠崎氏
この木は3年くらい前に提籃会で見た時は細葉で型の良い木というくらいのイメージでしたが、だいぶ良い方に変化してきたようです。
作出者は『円心』を生やしていますが、何となく重なる部分も感じます。

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