4月8日 芋切り 芋長い編

だいぶ更新が空いてしまいました。
現在カタログを作成中ですので今しばらくお待ち下さい。
これといったネタがないので芋吹きの芋切りについて書きたいと思います。
品種は『玄峻(縞)』
だいぶ芋が長く老化が始まっているので若返りを図って切ります。
まず万年青をきれいに洗います。


半日〜数日くらい固絞りした水苔で根を包んでおきます。
私の感覚としては余計な水分を飛ばすためです。
芋切りの際に根をしならせた時に折れるなどのリスクを回避する意味もあります。
ランセットを入れる位置を良く考えます。
親に根を何本残すか、芋に何本付けるか。
芋の厚さはどうするかなど。
親木を凝らせたくないのでここにしました。
ランセットの刃先を良く見て根を傷つけないように平らに進めます。
最後に逆側のアタリを傷つけないようにランセットを抜きます。
芋に付けた根は3本。
根がアタリに効いている感じですし、これだけ付けば充分です。
鏡に品種名を書きます。
私はこれを魂を込める意味で出来るだけ丁寧に書きたい派です。数の多い人は数字やカタカナで書きますが、こだわりです。下手ですが。
吹きそうなアタリを頭にして書きます。
昔ながらの俵で吹かせたいと思います。
鏡に水苔がかからないように整えて完成です。
俵の固さは女性の太ももくらいだそうです。
親にもこれだけ根が残ったので上手く若返ってくれると思います。
以上芋切りの実践でした。

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