第70回 日本おもと名品展pt.1

第70回日本おもと名品展がこの土日で開催されました。
外向きには盛大に、内向きには以前よりも合理化された素晴らしい大会であったと感じました。
売品席も一時は身動きをとるのが大変なほどに賑わいを見せました。
土曜日の午後には秋篠宮殿下が来場なさり、副会長の福島さん、大会運営委員長の近藤さんが主体となって展示品を前に万年青の説明をされました。
全ての展示品を観ながら、踏み込んだご質問をされるなど、興味深く観覧なさっていたのが印象深く残っています。
主管された東京支部の皆様は大変お疲れ様でした。

特別賞受賞作品は業者組合のホームページに掲載されています。
こちらから→日本おもと業者組合HP


今回の名品展は何といっても協会長賞/総理大臣賞を受賞された茨城県支部、小松澤さんの『力和』を抜きにしては語れない大会となりました。
『力和』は今まで総理大臣賞を受賞した木がなく、多くの方がそれを目指して培養されてきました。
まあ、いつかはトップ入賞を果たす作品が出てくるだろう、とは思っていましたが、正直、ここまでのインパクトを与えられるとは想像していませんでした。

通常はどんな名作品でも、この葉と葉の間隔が…、この葉疵がなければ…等々どこかしら欠点が見つかるものですが、今回の作品はまさに非の打ちどころが無く、まず無疵、そして葉数、葉幅、葉芸、葉姿はこの品種のポテンシャルを最大限まで引き出したものであり、柄も縞覆輪、出品態度に至るまで、完璧な作品でした。
審査前に見た瞬間から輝いていましたね。
感動しました。

コメント

  1. お疲れ様でした!
    久々に全国大会らしい賑わいで良かったですね~。
    己の成績はあんなものでしょうし満足してます。

    大谷氏に大谷式腐れ処置方法を伝授していただき自分も収穫ありました。
    また、ランセットの研ぎ方実演を見たかったですが次回「萬風展」で見れたらいいかな?




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    1. S.Hさん
      今年は不作だと各地から聞こえていましたが、そんなことは感じない、レベルの高い展示会でしたね。
      私もランセットの研ぎ方を見たかったですが、残念でした。

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