11月10日 興山、萬玉、玉賜

「興山」
来週発行されるカタログの表紙に掲載する羅紗実生です。
広葉熨斗二面、親木になると彫りの深い雅糸竜を現す面白い木です。
以前、若手の山村さんが萬遊会に素晴らしい親木を展示されましたが、他のお棚ではそれよりも一回り小型に出来ているようです。
「萬玉」
現代の未登録品のスターです。
作出者は松岡さん。
葉の表面を彫刻刀で彫ったような雅糸竜を現します。
成長期には葉の裏から見るとはっきり縞が見えたのですが、ここにきて沈んでほとんど見えなくなりました。
この品種は葉肉が厚いので、柄が沈みやすい傾向にあります。
ですが、この愛嬌だけでも眺めていられますね。
「玉賜」
私の作っている4才木です。
中々葉が保たず、完成してくれません。
葉尺ももう少し詰めて作りたいところです。

コメント

  1. 先日はご苦労様でした。
    色々目の保養になり、特に「萬風賞」候補の木も見ることが出来最高でした!
    拙い出品物ですが五輪精神で参加です。(一本入賞出来れば良いでしょうね・・・。)

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    1. S.Hさん
      遠方からお越し頂いてありがとうございました。
      あの木を見るとまだまだ面白いものは出てくるものだな、と感じさせられますね。
      入賞できることをお祈りしています。

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