14東京支部展 pt.2

『武丸』溪さん
溪さんは昨年覆輪の素晴らしい木で特別賞でしたが、今年は縞の至芸品で入賞されました。
♀鹿島×♂英宝の交配では本種がトップですね。 
『鑑真』近藤さん
何ともオリジナリティに富んだ品種です。
地合いや芸質は違いますが、シルエットは『華厳』が圧縮されたような感じで、恐らく相当作り込まないとこうならないのだろうと思いますが、覆輪と紺性のコントラストが絶妙です。
『峻嶺』徳益さん
関東作り、江戸作りという言葉がありますが、これぞ!という作品でした。小ぢんまりとして厳しい葉芸を現しています。
全ての品種がこの作りで魅力が出るかと言うとそうではないと思いますが、品種によっては確かにこの作りが合っているものもありますね。 
『壽冠』佐藤さん
これも江戸作りの作品でした。審査では本種としては凝っているという評価でしたが、写真で見た安達さんの「天啓」のような印象を受けました。 
この作品が1本ものの実生だったらとてつもない衝撃を受けるんだろうな、そして当時の目利きの人達はそう感じたんだろうなと思って観賞させていただきました。

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