信州おもと美術展案内、楼蘭芋吹きなど

今週末、9月27、28日(土、日)は犀北館南館2階にて第46回信州おもと美術展が開催されます。
大勢の方のご来場を心よりお待ちしております。
詳細はこちら→第46回信州おもと美術展


芋吹き観賞
品種は『楼蘭』です。
中々これだけの上吹きはお目にかかれないので非常に参考になります。

まず覆輪の深さ、そして地合いの良さ、葉肉の厚み。
当才の時点でこれに匹敵する品種はほとんどありません。
生え2才の時点でこの感じに仕上がっていればかなり期待して良いと思います。 
支部展出品物から数点
『三河錦』
まあまあの仕上りです。
『富国殿』タイプの中でもこの品種はトップクラスの葉芸を持っていると思います。 
理想は第51回全国大会の入賞木で『積雲』の如きビリをうった雅糸竜を現した美術木なのですが、程遠いです。 
『聖雲殿』
葉数は少ないですが格好良くまとまりました。

本種や『鯱』などは葉に緊張感が現れているかどうかがポイントだと私は考えています。
線がビシッと決まった状態と言いますか…
まあとにかくそれが現れたので個人的には満足しています。

これは獅子実生で、初めは羅紗地の『玉獅子』のようだからと園主が「羅紗玉」と命名したものです。
その後、羅紗じゃなくて和羅紗だからということで「和羅玉(わらだま)」と改名されました。
獅子作りをすると巻き込みも良く、シンプルで良い獅子実生です。
サイズも3.3〜3.5号に納まるので丁度良い。

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