8月17日 瑞兆など

『瑞兆』
昭和14年頃に作出されたもので、『聖雲殿』『長命楽』などと同じく深い紺性の柚肌をしています。
ポケットブックによると「愛嬌が良い」という表現は本種によって生まれたそうです。
芋が柔らかいので攻め際を間違えると昇天させてしまいます。
この木は中々愛嬌良く出来ました。

『国宝錦』
葉肉の厚みがいまいちですが取りあえず仕上がりました。
この木は凝り気味のほうが味が出るのかもしれません。

本日の芋吹き観賞
『鳳山』
青ですがいかにも本種らしい形の吹きになりました。
胡麻斑羅紗の地合い。 
『盧山』
艶消しで紺性が淡く大宝系の地合いです。 
大葉の新芽
『残雪』
「雷鳥口」と呼ばれている系統です。「新雪性」と同じく絞り図が良く出ます。 
葉裏から
打ち込みもしっかりとして下葉の焼けがなければ…

コメント

  1. 我が家では瑞兆は力を入れすぎると子沢山になり、あらぬところから芯がのびてきて全く形になりませんでしたよ。攻めすぎました(笑 しかし、力を抜くことも教えてくれ、今は味のある葉がでてきて惚れこんでいます。

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    1. 万葉さん
      『瑞兆』は地元の若い趣味者の方達と競作したことがあり、全員倒してしまったことがあります。(笑)
      今度の東京支部の会報、東雲に本種を含めた面白い記事が載る予定のようです。

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