支部旅行 水郷方面pt.3

今泉先生のお棚です。
伺ったのはお昼ちょっと前くらいでしたが、まだ天井の波板越しに採光をされていました。
お棚を拝見した第一印象は想像していたイメージと大分違和感がありました。
一本一本をみると確かにもの凄く良く出来ているのですが、木がどれも締まり、棚全体から受ける印象にいわゆる美術木作りのモクモクとした感じが無かったからです。

会報にEM菌のことが書かれていたので伺うと、置き肥に使う肥料(一般的な油かすの発酵したもの)に住んでいる有用微生物を灰汁水をやることと苔替えをしないことによって活かすという意味で取材に答えたそうで、実際には特に何もやっていないそうです。 
置き肥の回数も例年成長期に2回、秋に1回やるだけだそうで、私の感覚からすると少ないくらい。
酒井さん曰く、年月をかけ充実した芋根を作ってきたからこそ少ない肥料でも効率良く吸収できているようです。
羅紗作りの理想型を見ました。


『彩雲閣』
今年の萬風賞受賞木です。
『金剛鳳』
これは今まで見た『金剛鳳』覆輪で最高の木です。 

『高千穂』 
『玉姫』
先生の木はとにかく葉芸が厳しい。 
『天元』
本種のベストです。
先生の作は秋繰りでさらに見違えるらしいので、今年の展示会でも大活躍されることと思います。

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