10月7日 四薫、実生3才

今年登録申請が予定されている「四薫」です。
「西田実生館森口」と呼ばれていた時期もあった通り、作出者は富山県の西田さん、命名者は同県の館森さんです。
この木は青いですが、全体像は掴めると思います。

葉繰りが良く、葉姿が乱れません。
葉肉も葉芸も及第点だと思います。


青の木を見た時には中々良い羅紗実生だな、と思う程度かもしれませんが、覆輪が回ると一変します。
覆輪木の見本となるのは二年前の神奈川支部展に出展されたこの木です。
私個人の見解としては標準的な作がかかった時の『楼蘭』型です。



話題は変わりますが、この木は生えウブの3才木です。
先日、地元のお客さんのお棚へ伺った際に昨年買っていただいた実生がグアーッと目に飛び込んできました。


私が思わず発した第一声が「これ、イケますね」
ということで恐れ多くもお預かりして当園で作をかけさせていただくことになりました。
とりあえずの仮称は「樽瀧(たるたき)」です。
今後の葉芸の進展に期待してください。

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