萬遊賞未登録品4点です。
「力山」東京都 進士氏山田実生の一つです。『錦』に比べると雅糸の彫りが深い感じがします。
萬風展の時よりも葉姿が整い、もう一作後にはさらに葉芸を乗せて洗練されそうです。
「富貴丸」長野県 岡田氏
葉巾と葉姿は特徴が出ていますが、葉芸はまだまだこんなものじゃありません。
この品種は登録されて羅紗獅子のトップとして高い評価で動くべきものです。
「松龍」埼玉県 関戸氏
かつて一本もののとき百数十万円で関戸さんのお棚に納まったという逆鉾羅紗千代田の大珍品です。
「瑛雅」鹿児島県 船附氏
岡山県の松岡さんが作出したもので、十年以上前、某趣味者のお棚に二百万円で納まったものを整理の際に船附さんが全て譲り受け、覆輪と美術木を目指して増殖していたものです。
今回良い木が出来たので出品されたところ見事受賞されました。
これを機に棚割りになり、さらには今週、東京農大で行われる登録審査会にて登録申請される運びとなっています。
まだ縞木しかありませんが、『玉雲』『荒法師』のように覆輪を目指してそれぞれ納まった先で競争が始まります。
個人的な感覚としては、この木の葉芸もさることながら、葉繰りが良く、襟組がしっかりとしているところに大きな可能性を感じています。
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