先日、東京支部の近藤さんのお宅で親睦会が開かれるということで招いていただきました。
集まった皆さんは大先輩で特に羅紗のスペシャリストの方達が集まり、今や登録品となっている品種や希少品種の歴史やその木自体について、思い入れなどを語り合いました。個人的に非常に面白い話を聞けたので楽しく濃い時間を過ごしてきました。ありがとうございました。
近藤さんのお棚から一部紹介します。
『和楽』
まだ胡麻羅紗として玄人筋で人気だった西田54号実生の時代からの付き合いで、この覆輪の木は自棚でとれたそうです。
総合的に特徴の現れた美術木でした。
「3号実生」
作出は岡山県の小野田さん。
♀VC6×♂TOG9で知っている人は知っている島津さん命名の「聖」という実生の覆輪のまわっていない木です。
実物を見たらやはり別格の大物でした。
下葉の平葉は『三光鳳』の青と比較してみても完全な胡麻の地合いで、覆輪もいずれは期待できそうです。
「福寿丸」
笠原さんがコレクションしていた羅紗獅子の一つで、私はそんなに良い木を見たことがなかったので、そこまでの評価はしていませんでしたが、この木を見て先日紹介した「富貴丸」に負けないくらいのかなりの高い位置付けに変わりました。
「富貴丸」は品の良い優等生ですがこちらはやんちゃながらやる時はやる男といった感じです。
「白秋」
岡山県の松岡さんの作出ということと葉芸、紺性から見て♂英宝ではないでしょうか。
芸足が早いようで、早くも本芸に近い葉を繰り出していました。
数が少ない上にほとんど青なのですが、この木には気があります。
福寿丸の左の下葉の芸、跳ねてるのかな。まだまだ楽しみが増えていきそうな木ですね。
返信削除万葉さん
削除跳ね竜も見せるようですね。
何と言っても広葉の総雅糸竜、巻きの良さを見てイメージが一新しました。
我が家のは細葉に玉竜も見えてますよ。ただ、今年の葉は青いので、切れるようになったら切っていこうと思います。
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