今年の芋吹き。毎日俵をほどいて本植えしています。
芋吹きは万年青作りで最も技術が必要な作業です。
健全な親木作りから始まり、芋切りの技術、親も含めたその後の管理。
苗半作という言葉もあるくらいで、愛嬌の良いがっちりとした芋吹きは小さな苗と比べてその後の作上がりが全然違います。
『武陵(縞覆)』
今年は芋を切りました。
上手く若返ってくれて、広い葉を繰り出しました。
この手の地合いものは葉が伸びきって止まってからどんどん地が良く見えてきます。
『羅王丸』
折衷植えにして二作。
この木も植えた時は芋の具合がよろしくなかったのですが、葉の成長は順調そのもの。
まだまだ若いですが、飯田の木村さんが萬風賞を受賞された木のように熨斗葉を見せてくれました。熨斗葉を見せる羅紗獅子という点が本種の持ち味だと思います。
『碩山』
今年の3月に紹介した木です。
鎌葉+細葉という最悪のコンビネーションでしたが何とか形にはなってきました。
名品展までにはもう少し変わってくると思います。
やはり決まりものの名品はモノが良いものばかりですね。実生から殖えて、完成木を飾って、登録されて多くの人に愛される品種を作るのは並大抵なことではありません。ただ、これだけ多くのタイプが出ている中でそういう品種を作出できたとしたら、それはもの凄い勲章になると思います。
(*´▽`*)b good!!
返信削除麒麟さん
削除ありがとうございます。
武陵は萬風賞の木を目標に作っていますが、中々思うようにいきません。
でも、そこがまた万年青作りの面白さでもありますね。
芋吹きにペットボトルのフタ、工夫していますね。
返信削除大事にされている様子がうかがえます。
「武陵(縞覆)」は魅力的。作ってみたいですね。
一時の暑さも和らぎ、ここ数日は過ごし易くほっとしています。
28日もこんなよう気だといいですね。
N.Tさん
削除二代を吹かそうと試みていますが、どうなることでしょうか。
芽当たりを全て活かせるような芋吹き法を習得したいです。
「武陵」この木の吹きがあるので、良かったら棚入れの候補に入れてみてください。
万年青の伸びにも拍車がかかりそうです。
28日まであと10日…頑張って会報を仕上げます。
「ekai」の写真ありがとうございました。過去に展示会に出ていた木の写真も見つけたのでどちらかを使わせてもらいます。