1月9日 翠天?積雲

昨年お客さんから引き取った品の中に『暁』とラベルの刺さった木がありました。
これがそれです。

パッと見たところ『暁』というよりも「天朝鶴」に似て深覆輪、葉は平葉に近く、大きな相違点としては葉先が丸止めになっています。

この特徴は平成6年に故小林信夫さんが登録した『翠天』に合致します。
元々『翠天』は『暁』の変化種なので、最初から『翠天』だったのか、そのお客さんのところで『暁』から変化したのかは不明ですが、絶種かと思われていた品種がこうして残っていたのかもしれません。

最近『積雲』の青を入手しました。

奥谷さんの「続原色おもと図鑑」の「日比野実生」の紹介によると葉肉の厚さは羅紗系で最右翼。粗大な地合いは聖雲殿以上という説明書きでしたが、この若木を見るとまだそこまでではありません。
葉芸を現してくると地合いも変化してくると思うので、追って紹介していきます。

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