2012日本おもと名品展

至らぬ点も多々あったかと思いますが、日本おもと名品展を終えることができました。
ご来場いただいた皆々様に厚く御礼申し上げます。
今回は写真をほとんど撮れなかったので上位4点のみ紹介します。

 内閣総理大臣賞/日本おもと協会会長賞
『鸞山』
北九州支部 船附氏
全ての葉に至芸を現し、葉幅、ボリュームはこの部門で断トツのレベルの作品でした。剣葉を挟み、本種らしさを見せているところがまた素晴らしいポイントでした。


農林水産大臣賞
『太楽』
大分県支部 河野氏
この写真では分かりづらいですが、もの凄い葉幅を保ち、本芸を現していました。欲を言えば葉の間隔がもう少し詰まっていれば最高ですが、本種でこれだけの作品は滅多にお目にかかれません。


 文部科学大臣賞
『四君子』
水郷支部 斎藤氏
この方の『四君子』は3年連続で上位3賞に入賞されています。今年も文句なしの総合美を見せてくれました。


徳川賞
『紫雲楽』
新潟県支部 熊谷氏
三河の宝生園さんのご尽力により今大会から賞のついた「徳川賞」の記念すべき第1号は熊谷氏が受賞されました。
本種らしい図の現れた木勢のある『紫雲楽』でした。


枡席は副支部長の徳永さんが「富嶽三十六景」の錦鉢を展示するなど趣向を凝らせた展示が並びました。東京支部の佐藤さんも信州にゆかりのある万年青を展示してくださいました。

私も個人で「翆」と銘打って一席展示させてもらいました。
内容は文字通り、銘品の青のみの展示。こだわりで全て黒鉢の新品に植え込み、「万年青」を体現できたな、と自己満足(笑)
自己満足の割には評価して下さる方が何人もいて嬉しかったです。

コメント

  1. お疲れさまでした。
    昼、夜共に楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。時間がもっとあれば!と思いました。
    枡席、青一色は見応えありましたよ。

    長野まで結構近くに感じたので、遊びに行けるかなあと秘かに思ってます。


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    1. 万葉さん
      ありがとうございます。
      萬風展には是非来て下さいね!また飲みに行きましょう。

      私も1月に伺うのを楽しみにしています。

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  2. ご苦労様でした~!

     雛壇を夢見る自分にはかなり隔たりを感じました。
    さすが、「全国大会」良い刺激を受けこれからの糧にしたいと
    思います。
    お目当ての木も手に入り、嬉しさ一杯で帰宅した次第です。

    色々ありがとうございました。

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    1. S.Hさん
      ご来場ありがとうございました。
      長野県支部も入賞は多かったものの、金屏風は遠かったですね。
      当園の作では『瑞泉』が何とか入賞しましたが、美術木用の木はどうせなら金屏風に上がれるような作を目指したいです。

      持参していただいた実生は関東方面でどう変化していくのか、要注目ですね。

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