2012年 三河実生会

今年も全国万年青実生展示大会に行ってきました。

相変わらず和気あいあいとした雰囲気で、参加した皆さんは楽しそうでした。

日本おもと協会会長賞は広島県の二反田氏の当才縞羅紗実生。
当才にして葉芸を見せており、地合い、葉肉共に申し分の無いものでした。

2才以上縞羅紗初根付きの部の最優等、実生支部長賞。静岡県の村松氏
紺性が非常に強く、平葉に総雅糸竜のものですが、竜がけが単調ではなく面白い実生でした。
下葉が何かに似ているのか、どこかで見覚えがあるのですが全く思い出せません。

こちらは同じ部門の優等。愛知県の野村氏。
熊谷氏の作出した実生らしいです。
覆輪が完成し、盛り上がる雅糸竜を見せており、トップの木とはタイプが違いますが、甲乙付け難い実生でした。
葉芸だけで言えば「絢華」に似たものがあります。

参考品席から。
葉姿の良い縞羅紗実生。交配は「鹿島」×「祥宝」だそうです。
止め葉には総雅糸竜を見せ、これから葉肉が乗ってくれば面白いことになりそうです。

志賀さんの昨年の生え実生。

「玄海」×「DKA」。この「DKA」のかかった生えは要注目。
相当の素質を持った♂木であることは間違いないので、今後の変化を見ていきたいですね。

2才以上縞羅紗初根付きの入賞品から宮城県の久光氏。
2才で入賞し、この葉芸。丸葉の型が面白く、♂木には「リ101」がかかっているそうです。

最後に私も懸賞に自慢の「悠久」を出品し、入賞4席止まりでした。
上位に食い込んだ木と比べると物足りなさが滲み出ていましたね。
まあこれからです!
やはり品評会に出して他の木と比べるということは大切です。自分の殻に閉じこもってしまうとモノの良さは計りきれません。

参考品に出した「雷晃」「大舞山」はまあまあ反響がありました。特に「雷晃」は評価して下さる方がおり、いけそうな感じです。

コメント

  1. いつも最新情報をありがとうございます。昨年、来年はこの大会は行ってみようと思っていたのですが、子供の行事と重なったりして実現しませんでした。雷晃と大舞山、活躍されたそうで今後が楽しみですね。二才以上の最優等の木は清鑑の葉芸と姿を思わせるのかなと思いました。

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    1. 万葉さん
      また都合が付いたらご一緒しましょう。
      今年はどちらも昨年の「山比古」のように展示して歩こうと思っています。
      「清艦」の特徴ある雅糸竜と比べるとちょっと見劣りするように感じました。

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  2. 「悠久」、まあこれからです!

    そうです。
    これから、これから。
    来年の成長を楽しみにして育てていきましょう。

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    1. 麒麟さん
      実は止めの広葉が少し伸びて、芸はしていないのですがボコボコと粗れた地合いをしているので面白くなってきました。
      日々の変化を見ることが実生の醍醐味ですね。

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