先日、埼玉県の実生家である篠崎さんのお棚を見学させていただきました。
何本か紹介させていただきます。
私が一番感銘を受けたのがこの「王妃」という実生です。
『旭翠』が「昭和の天光冠」と呼ばれていましたが、これは「平成の天光冠」といったイメージでしょうか。葉芸は決して厳しくはありませんが、幅広の葉に上品な雅糸竜、地合いも浮き地になり品格の高い実生でした。
「瑞山」は型が良く、強い紺性に剣葉と厳しい葉芸を見せるマニア好みの実生。
『天目山』『鳳山』
萬風賞で話題になった『鳳山』の覆輪。
氏は打ち出しと登録をしっかりとして、作出品が息の長い品種になってもらう為には作が第一、とおっしゃっていましたが、その通りに木が充実し、素晴らしい作がかかっていました。
『厳武』覆輪
決まり物でも名品展に使えそうな木が何本もありました。
『聖雲殿』
実生家は決まり物をしっかりと作れて指標があってこその実生家、というお手本のようなお棚でした。
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