5月29日 競作、力宝など

若い世代で何か面白いことをやりたいですね、という話を以前からしており、万葉さんと競作をすることになりました。→万葉の足あと

私の方から『富国殿』を、万葉さんからは『舞子』の覆輪も期待できる木を提供していただきました。
今回は二人での競作ですが、今後さらなる展開も考えています。
とりあえずはこの2本を良い木に仕上げることに力を注ぎます。

『力宝』

昨年から作っている『力宝』です。今年は本芸に近づきそうです。
作出は昭和58年、熊本県の山田氏。命名は同県の河野氏。登録は最近の平成21年にされました。
私は同氏の作出品の中でこの品種が特に好きです。

地合いは艶消しで普通の羅紗のものです。葉芸が素晴らしく、『羅王』のような広葉の総雅糸竜は出ませんが、分厚い熨斗雅糸。そして一番のポイントは覆輪が雪白なところです。
同氏の他の銘柄とは一線を画していると思います。

これは昨年の広島名品展で池田さんが特別賞を受賞された作品です。

「悠久」
先日、四方葉になりそうと書きましたが杞憂でした。
でも…昨年に引き続き、子が上がりそう…。
こんな調子で一喜一憂していますが、これもまた楽しみの一つです。

コメント

  1. 競作、面白いことになるといいですね。
    悠久は芸の進展が興味深いところです。こちらはようやく芯が動き出しました。なかなか動かなかったの心配してましたが一安心です。週末、画像をアップしますね。

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  2. 万葉さん
    楽しみです。

    悠久は子上げが良すぎるのではないか、と若干心配しています。
    実生は子で葉芸が良くなるということもあるらしいので、万葉さんの木には期待しています。画像よろしくお願いしますね。

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  3. 富国殿、植え込みました。古芋付きでしっかりしたほうをもらったようで、プレッシャーのおまけ付き。お互いに思うところは同じようですね。頑張りましょう!

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