今日は当園で信州実生会の新年会が行われました。
内容は実生や実親を持ち寄っての自慢会と培養についての研究討論。
実を毎年沢山付けるには、肥料や微量要素などについて様々な意見が出ましたが、皆さんおもとが好きな方ばかりなので真剣に活発に意見を交わしていました。
私個人の意見としては特別な化学肥料などは特に使わずに、決まり物と同じようにしっかりと管理して芋根を充実させることが一番の近道かな、と思います。当然羅紗と同じ肥料の量では肥料不足だとは思いますが。
今回展示したものの一部
「梓雲(しうん)」
百瀬さんの実生で生え4才。交配は♀02−9(百瀬実親)×♂英宝
小型で葉姿良く、地合いが粗れて、葉芸も今年ようやく雅糸竜を現したところなのでもう少し進みそうです。
これは百瀬さんが昔に作った実返しで、竜がけもなく殖えて困るので一度淘汰したそうです。
記念に一本だけ残して花が来たので使ってみたら「梓雲」が生えたという由来の実親です。
タイプは違いますがどれも地合いが艶消しで粗れ気味なところが似ています。これが「02−9」の持ち味でしょうか。
当園でも今年交配した実を蒔けるので期待しています。
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