園主のblogにあった通り、この秋から業者組合に加入させていただくことになりました。
商売なので儲けることも絶対的に大切ですが、何よりも第一に万年青趣味者を増やしていけるような業者になりたいと思います。厚みが出来て、それを活かせれば自然と地もついてくる、ということで頑張っていきます。
初めての組合の交換会にも参加しました。
そこに出された生え2才です。
本当は決まりもので何かと思っていたのですが、一本は武器を入手して帰ろうと最初から決めていたので、後悔はしていません。
胡麻斑が粗く、2才にして潰したような芸足が見えています。
ラベルを見るとs.hさんの生えだというから何か縁のようなものを感じますね。
話題をいつものblogに戻して、これは私が作っている『玉輝冠』の青、いわゆる『玉輝』です。昨年までは丸止めの葉が繰っていたので品違いかな、と思っていましたが、今年になってそれらしくなってきました。
元々覆輪の木から青くなった木らしいですが、やはりこのように柄が潜んでいることがあるんですね。
次は実生の話、西島さんの一昨年のトビの生え3才。
先日西島さんが遊びに来園された際に、「良くなったね、これは『文晁』の上いくでしょ」という半分冗談話で盛り上がりました。
ここにきて止め葉が伸び、葉姿が何となくイメージできる感じになってきて、今流行の小型で葉姿の整ったタイプになりそう。芸もただの熨斗じゃなく、上から細かい雅糸が出ています。
その型のタイプでは『白皇』や「天啓」「祇王」などがトップだと思いますが、この木がどうなっていくのか楽しみです。
最後に「絢華」の話。園主のblogにも出ていたので便乗して書きます。
今年3月の萬風展の時が至芸だと思っていたのですが、さらに葉芸は進展を見せました。
昨年までは『力和』のような芸を見せる『旭翠』型だと思っていましたが、今のイメージは一回り型の大きい『楼蘭』型です。
これが「絢華」の雅糸竜。
今年の春はアタリの位置的に芋切りできませんでしたが、この葉芸を見せる為にこの木がそうさせたのではないか、とすら感じます。
私が入園する前から当園にあるのですが、入園した時から『楼蘭』と同じ鉢枠で培養されているのを見てきて、当時はまだ、芸足を見せ始めた地合いの良い生え3才実生程度でした。今では隣に置いて見比べても遜色ない程に成長したのではないでしょうか。
この木もまた私が万年青界で生活していく中での縁を感じずにはいられません。
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