支部旅行リポート 初日

7月2、3日で長野県支部の旅行に行ってきました。
参加者は19名。二日間とも曇り空模様でしたが、雨はほとんど降らず、天候に恵まれた旅行になりました。

今回伺ってお世話になった先は兵庫県の名棚2件。初日は岸下様のお宅にお邪魔しました。
閑静な住宅街の中にある岸下様のお宅に着くと、西尾様、松本様もご一緒に迎えてくださりました。
岸下様といえば、以前に萬風賞を受賞された『臥牛獅子』などが有名で「獅子の岸下」と呼ばれる程に獅子系統の名作者です。
植え込み方法が独特で、鉢の途中まで砂利を入れ、その上に苔で包んだ獅子おもとを乗せ、安定させる為にネットを被せるという折衷植えの苔作りです。
羅紗獅子の『壽圓』や『天馬』その他にも羅紗獅子の実生などがもの凄いボリュームで芸もしっかりと現していました。
その他の羅紗系統などは砂利植えでしっかりと作られていました。
「加賀瑞」『松籟』
「加賀瑞」という品種は富山方面などで割と多く作られている未登録品で、『麒堂』を彷彿とさせる葉姿と総雅糸竜。
私は今まで芋吹きしか見たことがなく『天光冠』のやや大型のような葉姿で覆輪は普通のかかり方だったので、写真の木のような姿になるとは想像もしていませんでした。

岸下様のお棚を拝見させていただいた後は、鳴門海峡で渦潮を見てきました。
香川県の業者である米谷さんがわざわざ案内に来てくださって、「渦の道」という大鳴門橋の下にある遊歩道を歩き、間近で渦潮を見てきました。
これがその写真です。
というのは冗談で、この写真は入り口に飾られていました。

一応movieを撮ってきました。
大渦は見れませんでしたが、河のように流れる海に驚き、感動しました。

明日はもう一件お世話になった松本様のお棚拝見のリポートを書きます。

コメント

  1. 長旅お疲れ様でした。一足お先に当支部も見学させていただきましたよ。
    木と苔のボリュームに驚くばかりでした。この植え方でないとあの臥牛は作れないのかと気落ちしましが、そこは気を取り直して、こちらの環境にあわせてヒントになりそうなもは使っていこうと、さっそく取り入れているのもあります。
    苔玉のようになった苔に更に苔を盛っているところを見ましたが、まさに豪快!の一言でした(笑) 

    返信削除
  2. 万葉さん
    さすがに私でも1泊2日は疲れたので、支部会員の高齢の方にはかなり応えたのではないかと思います。
    あの作は試行錯誤の末たどり着いた技法らしいですね。
    長野は環境的には苔作りも真似できると思うので、来年は羅紗獅子の実生にでも試してみようと思っています。

    返信削除
  3. お棚見学では、皆さん色々と工夫していて『あっ』と驚くようなものを見せてもらえるので勉強になって楽しいですよね。苔玉では水加減がポイントかな~?? 私も羅紗獅子でこちらの気候ではどうなるのか試してみます。

    返信削除
  4. 万葉さん
    今年は色々な名棚を見れるだけ見に歩きたいです。
    岸下さんは毎日かけているとおっしゃっていましたよ。
    うちでも折衷植えのおもとは毎日たっぷりと水をやっています。

    返信削除
  5. そう、たっぷりの水が悩まされるところなんです。夏を越せるかが一番の問題だと思うので、秋とは言わず明日さっそく丈夫そうな実生の獅子で苔玉(勝手にそう呼んでます)と折衷植えをやってみます。まずは実験!  

    返信削除

コメントを投稿