5月17日 五万石

『五万石(ごまんごく)』
昭和47年に豊明園の水野淳蔵氏が作出し、昭和59年に登録。

獅子系の代表種は麒麟系の角巻きが多いが、本種は『玉獅子』のような丸巻きで非常に品がある。
覆輪も雪白、総雅糸竜も繊細な絹雅糸で、この品種には「上品」という言葉が当てはまる。
比較的小型なので締めて作ることでより魅力的に仕上がる。

外気10−21℃
温室14−26℃
鉢内13−24℃
今季2度目の置き肥をやっています。
当園製の肥料は水をやった後、触ると形崩れするくらい柔らかくなります。市販のものはとにかくとして、皆さん自家製の肥料はどんな加減なのでしょうか。
やはり成型の時につなぎを入れたほうが良いのでしょうか??

『冨士の雪』
どちらも一番日の当たる棚で作っています。左は砂利植え、右は折衷植え。
砂利植えの方は昨年の葉まで虎や覆輪の部分が焼けてしまいました。折衷植えの方は今のところ葉焼け一つなく紺性も保たれています。

この高隈獅子も同じ場所で作っているのですが焼けません。
やはり水分が常にあるというのがポイントなのでしょうか。
日を目一杯採れるうえに色が飛ばないというのは良いですね。芋根の仕上がり具合が楽しみです。

「生え」

先日、地元のお客さんと宝生園さんを訪ねた際「これ良いなー」と言って手に取って眺めていたら、なんと「作って良いよ」と言うことで預けてくれたものです。
地は滑らかで、紺性は濃くも薄くもなく、全体的に癖のないところにピンと来ました。

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