萬風展pt.3

萬風賞
『根岸松の図』登録品 北海道 斎藤氏
2本子付きの株立ちで、各葉に図が打ち込み、葉疵も無く素晴らしい作品です。

『鸞山』登録品 千葉県 上村氏
『鸞山』の至芸品らしく雅糸竜が盛り上がり、止め葉が伸びきっていればさらなる名作品でした。

『樋本実生』未登録品 大分県 樋本氏
萬遊賞に続いての受賞。広葉熨斗二面とでも言いましょうか、いかにも羅紗系らしい艶消しの絹地が良かったです。この丸止めの葉が重なるようならさらに期待が増します。

『臥牛獅子』登録品 福岡県 岡氏
こちらも萬遊賞に続いての受賞。これは文句なしでしょう。

『天玉(てんぎょく)』未登録品 福岡県 今西氏
多賀弘氏と米倉慶蔵氏が秘蔵していた実生で、以前は「山本実生」と呼ばれていたもの。昨年の夏過ぎくらいから東の方でも話題になり始めました。命名は当園主。『楼蘭』より若干葉肉は劣りますが、それを思わせるような芸と葉姿をしています。
多賀さんによるともっと葉重ねをするとのこと。
『天玉』

上の写真の木も出品されていましたが、天翔型か?
芸といい『萬代』のイメージとも重なるところがありますね。

温室のほうは東側の日覆いを巻き上げて午前中の日を採り始めました。
灌水の回数も徐々に増やしていきます。

水苔培養
ビニールハウスの棚下で管理したところ冬越しに成功しました。
水管理は当園ではストーブを使っているため2〜3日に一度くらい振り水をして乾燥を防ぐようにしました。

肥料作り

第一弾は発酵が終わり、形成も色々とアドバイスをもらいながら試してみたところ、見た目と匂いは合格点をあげても良い仕上がりです。
第二弾、第三弾の仕込みもそれぞれ一ヶ月半と一ヶ月経った今も発酵が続いているので、完全発酵させられそうで、当園で使う分は確保できそうです。
三角形のバイオゴールド型が鉢の縁にちょうどはまるので、羅紗系には使いやすそうです。

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