2月27日 瑛泉

『瑛泉(えいせん)』
昭和47年に内野茂氏が作出したもので、恐らく「鹿島」の生えだと思われる。
ただ、兄弟実生と言われる『瑛山』そして鹿島の一連の『大御所』『天元』『鹿島錦』『聖源』の葉姿を見ると『瑛泉』は少し趣きが異なるので、♂木に秘訣があるのだろうか。
命名は内野茂氏。昭和63年に内野舜二氏と共に登録。

当才の時は丸葉で吹き、若木のうちは二面系のような熨斗葉、二面竜を見せ、親木になると丸葉に力強い雅糸竜を現し、剣葉や鈴虫剣のような葉も見せる多芸品である。
作り手によって雅糸竜も色々と変化するので面白みがある。
紺性が強く、白い覆輪とのコントラストも美しい。
数はそれほど殖えておらず、ファンの多い貴品である。

外気△3−13℃
温室3−18℃
鉢内3−13℃
10時頃灌水。

以前、東海支部から出た写真集の品種紹介から個人的に気になった品種の交配名などをメモしたものです。『瑛泉』の交配を知りたかったのですが、載っていませんでした。
後に明らかになって訂正されたものや、同じ品種名でも現存のものとは異なるものもあるようですので、参考までに。

コメント