12月9日 初冬の通信簿

全国大会については一休みで久しぶりにブログを書きたいと思います。
次の写真の木は『福光殿』。
寄せではなく株立ちです。「おもと山」ですね。
先日の『日月星』や湯本先生が御自身作出の胡麻斑羅紗で凄い株立ちを作っていますが、こういった形はこれで芸術的で面白いと思います。

水苔栽培、水加減などでうまくいかなくて苦労されている方が多いようですが、ここで新しい栽培法の紹介です。
「水苔ボトル栽培法」
昨年の秋に2ℓのペットボトルを使って栽培を始めたものです。
ペットボトルは半透明のもの。
ベッドは硬質赤玉の大粒をメインにして、桑炭の細かいものとパーライトの細かいものを混ぜました。普通に軽石の単体でも代用できると思います。
ペットボトルの下のほうに穴を開けておきます。
長いし上のほうは柔らかいので、これなら上出来でしょう。
これからビニール袋に入れて日中の直射日光で蒸らして白くします。
水やりは植え付けたはじめにたっぷりと遣り、それ以降はおもとに遣るついでに振り水程度に遣るだけ。
まず乾燥しないのであまり気をつかわなくても大丈夫です。

今年交配した実親の実の収穫が終わりました。

それぞれ交配のラベルと一緒に封筒に入れて、温度変化の少ない部屋に春まで置いておきます。
今年の縞羅紗系の♂木はEや大野大宝がメインなのでとりあえず羅紗は生えると思いますが、来年は少し変わった♂木を使ってみようと思っています。

外気△3−11℃
温室1−19℃
鉢内1−17℃
最近は温室は日を採っていますが乾かないので3〜4日に一度くらいのペースで灌水。
ビニールハウスは冬囲いもしたのでもう少し少なめ。
温度は日が射してくると結構上がるので上がりすぎず冷えすぎないように天窓で調整しています。
今日は灌水なし。

コメント

  1. 私のところは日頃の万年青の管理は母任せなので、万年青に加えて水ゴケの管理まで任せると負担が増えそうで、水ゴケの栽培をしたかったのですが見合わせていました。これなら負担をかけずにできそうですね。参考になる情報をありがとうございました。

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  2. 万葉さん
    苔ボトルはいくつか作って即売で並べておいたら売れるんじゃないかと思うので、来春はできるだけ作ってみようと思っています。

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  3. ミズゴケボトルの管理って、置き場所は日当たりがいいんですか?

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    1. 匿名さん
      5月末〜9月中旬までは朝方3時間くらい日の当たる外棚に置いて1日2〜3回水をやります。
      その他の時期は棚下ですので、日はあまり当たりません。

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    2. お返事ありがとうございますm(_ _)m水やりはペットボトルの上からですか?それとも、腰水で吸水ですか?

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