11月22日 苔巻き

今週末はいよいよ日本おもと名品展、いわゆる全国大会です。→案内
化粧はあと数鉢で全て整います。当園のHPにも展示会用の植え方ということでページがありますが、私のblogのほうでも苔の載せ方などを紹介します。→HPのほう

まず、苔には向きがあります。
このように水につけて持ち上げた時に房が開いてしまうのは逆向き。
このように房の向きが揃い、まっすぐになるほうが正しい向きです。この向きで揃えて並べるようにしていけば基本的にはきれいに巻くことができます。

これが巻き終わった状態。これままでも良いのですが、コテで押さえて縁を整えることで、よりおもとを引き立てることができます。

このように縁に隙間を作るのは作をする場合の苔の巻き方ですが、このまま縁に一筋だけ苔を巻いて整えるだけで展示用の苔巻きに様変わりします。

おもとに合わせてカーボンマルチで整えたほうが合うものはその方法で整えました。
やはりおもとをきれいに作ることが第一なのですが、入賞の瀬戸際となると植え込みの高さや鉢との調和、苔化粧などが重要になってくるので、大会などの時はしっかりと良い出品態度で臨むことが大事だと思います。

「いなごの佃煮」

小学生の頃は授業で採りに行ったり、母親と夜な夜な採りに行ったりして食べたものですが、最近はめっきり食べていませんでした。15年ぶりくらい?
かなり美味いです。

外気2−9℃
温室5−12℃
鉢内4−11℃
灌水なし。日が暮れると温室内は寒くて仕事になりません。

コメント

  1. 私は今年初めて化粧砂を使ってみました。万年青がきりりと引きたちますね。それと、そちらから購入した苔を初めて使いましたが、白く・太く・長く・巻きやすく、こちらも万年青が際立つ素晴らしいものでしたよ。いなごは・・・パス! もうすぐ全国大会、私は今年も参加することも行くこともできませんが頑張ってくださいね。

    返信削除
  2. 万葉さん

    化粧砂は簡単に演出することができるので良いですよね。特に羅紗系には最適だと思います。今回化粧している中で少し浅植えにして化粧砂で盛るのがポイントだなと思いました。鉢の縁が少し見えるくらいにしろ、と園主からアドバイスを何回も受けました。

    ありがとうございます。水苔はもっと安定して白いものを作れれば良いのですが、、、来年も研究していきます。
    いなごは、、、いずれ挑戦してみて下さい 笑。
    あの珠光はかなり芸を現してて良かったのでは?来年に期待ですね♪

    返信削除
  3. なるほど、ポイントは鉢の縁が少し見えるくらいですか。次回、心得て実践してみます。珠光は芸はこれからとしても葉幅がまだまだ足りません。折中植えの瑞泉、すごい葉が出てましたね。あれが葉幅を出すひとつのヒントかと思って眺めてました。イナゴはパス(笑)

    返信削除

コメントを投稿