『福の光(ふくのひかり)』
平成のはじめに千葉県の平野吉一氏が『東天光』の実生から発見。宮崎哲郎氏が譲り受けて培養増殖。登録は両氏による。
『福包』の血が入っていると言う文章もあるが『福包』に花芽が付くのか疑問が残るところで定かではない。
葉は中膨らみで真ん丸としており、『福包』を大型にしたイメージ。
淡い紺性に白い曙斑、葉の縁にはビリをうち、写真のような美術木は横に大きく開き『錦麒麟』の葉姿と重なるところがある。
葉肉は薄いのだが、曙斑が鮮明に出にくく、ただ日を採れば出るというものではない。
むしろ日を採りすぎると葉焼けをおこすので、湿度と温度を保てる環境で日覆い越しにしっかりと採光したほうが良く出るという話も聞く。
この福包の血が入っていると言う説が正しければこのタイプの葉姿で縞、高隈斑、千代田斑などにも挑戦できそうで、夢が膨らむところです。実は昨年から福包に花芽を持たせようと色々試しているのですが、ボンボンと子が上がってしまい中々大きくなりません。もし福包に花芽がきた時には花粉を細かく刻んであらゆる斑物に使ってみたいと思います。
外気6−11℃
温室3−8℃
鉢内6−10℃
灌水なし。
在り来たりの話ですが冬が一気に近づいてきました。一週間ちょっとで最低、最高気温ともに半分以下に下がりました。日本の素晴らしい四季はどこにいってしまったのでしょう。
まだ植え替えも済んでいないのに外棚の実親の冬越しをどうするかなども考えていかなくてはなりませんね。。。
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