10月12日 輪波獅子

『輪波獅子(わなみじし)』

昭和12年頃に愛知県で変化し、山形県の業者によって買い出され命名者である片平外次氏、相原三郎氏に納まり増殖。戦後になって全国に広まっていった。

葉肉は薄く、葉幅は細く、巻きは緩やかで葉先はしっかりと巻き込む。しかし、うまく巻かずに伸びてしまうこともある。
また葉芸としては甲竜を現すこともある。
輪波獅子の一番の見所は図である。雪白な図が一面に広がり葉姿がまとまると堂々たる獅子系の代表種らしい姿になる。
中でも石渡氏のところからかつて出た「石渡性」と呼ばれる系統は図が葉裏まで雪白に抜け、ワンランク上の値段が付いていてもうなずける程である。

輪波獅子は覆輪だけのもの、図だけのもの、覆輪に図のあるものをいうが、縞覆輪に図の現れたものを『輪波錦』と呼び別に登録されている。


外気15−25℃
温室15−27℃
鉢内15−25℃
灌水なし。

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