9月14日 国光殿

『国光殿(こっこうでん)』

大正15年、兵庫県の板井寅市氏が作出。後に大阪の岩井氏、友成氏と渡り友成氏が『初宝』と命名したが京都の大辻久一郎氏の棚で覆輪が完成し、三光園の榊原清一氏が『国光殿』と改名して昭和14年に登録。

羅紗系統の中では大型である。
写真の木のように姿を整えることは中々難しく、片繰りを起こしやすい。
多芸で跳ね竜、鈴虫剣、剣葉を現し、葉先が尖り折り下げる。
黄味を帯びた覆輪は大覆輪で、雅糸竜を現すと輝きを増し、力強く分かりやすい姿になる。

外気18−29℃
温室19−29℃
鉢内19−29℃
16時頃灌水。

実生
『例の実生』
馬子にも衣装ってことで化粧してみました。
これから長い年月を共にする予定ということで自分の文字をとって『悠久実生』とでもしておこうかな。一枚目は甲竜、二枚目は二面竜、来年はどんな葉を見せてくれるのか楽しみです♪

久光実生1
やはり止め葉には中々の雅糸竜がのっていました。
来年はしっかりと日を採って素質を引き出してやりたいと思います。

久光実生2
地が良いです。愛嬌も満点。
この葉の縁に見えるのは気のせいなのでしょうか。
数人の方にみてもらったのですが、皆さん揃って欲目だと思うよと言われたので期待しないで楽しんで作ろうと思います。

コメント

  1.  馬子にも衣装・・・綺麗に植え替えて万年青も気持ち良さそうですね!

     omoto-boyさんは実生を見る目が鋭いです。

    実生を己で交配、鉢上げ、培養をしてますが毎日が楽しいですよ。
     春の出芽にワクワク、展開してガッカリ、そんな秋の作上がり、毎年これの繰り返しである(笑)

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  2. s.hさん

    せっかく植え替えたので地元の実生会に出品してみようと思っています。

    そんなことありません。
    まだ分からないことだらけで実生家の方との会話は本当に勉強になります。

    実生は作出から培養まで全てを自分で実践する分、決まり物だけよりも楽しみはかなり増えますね。時間と労力もかかりますが。

    そして毎年同じ作業をしていても毎年何かしら違う顔を見せてくれるところが万年青の面白いところですね。

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