三河実生会

９月１２日に三河で行われた「全国万年青実生展示大会」に行ってきました。

出品は昨年よりも多かったのですが、当才の獅子と千代田獅子の部門が入賞点数の５点に届いていなかったです。

審査風景　それぞれの好みもあるし意見が割れている場面もありましたが、終始和やかな感じで聞いていて面白かったです。

各部門上位３点ずつが金屏風前に展示される

個人的には当才胡麻斑の部で２位だったこの河島さんの実生が良かったです。

胡麻斑じゃなくて縞だという意見もありましたが、地合いは完全に胡麻で、片方の葉は覆輪気がかなり良く特有の輝きがありました。

参考品席からは志賀さんの『VC６』実付きがぎっしり。

これくらいつければ一年でかなり効率良く結果を残すことができそうです。

私の交配とでは２年分くらい差がついています。

今回のトップは広島の佐々木宏文さんの２才以上縞羅紗の部。

※訂正　大野大宝×車Cで型は少し大きいですが覆輪もかなり味がよく、彫刻刀で削ったような雅糸竜が魅力です。

長野方面からはおもと大賞が２点。

上越の高橋さんが昨年の当才胡麻斑で最優等を受賞した生えで今年も２才以上胡麻斑の部で最優等。N大宝(青)×湯の丸。

当園から私の名前で出品した『琴祥』が実生一般で最優等。平葉が多いですが、止めには熨斗雅糸を現して葉の縁の力強さを見せてくれています。

外気２２−３０℃

温室２４−３０℃

鉢内２３−２８℃

灌水なし。

最高気温は３０℃で止まっていますが、日中の日差しはかなり照りつけて強いので遮光には気を付けています。

でももう少し日照時間を長くしても良いくらいの気候になってきました。