長野県支部の旅行で三河に行ってきました。
初日は岐阜県の名作者、鷹見様と、安城市の野村様のお棚を見学させていただいたのでその様子を紹介します。
鷹見様
お宅は標高が高いところにあり、気温が上がりすぎない万年青作りには最適の環境でした。
有名な話ですが、鷹見様は折衷植えで苔を多く使った独特の高植えで植えられています。
水やりについて伺うと「水が多めが良い、少なめが良い、と言われるものは砂利で、つまり植え方でコントロールしている。かける水の量は全部一緒。」だと教えて頂きました。
お棚の風景
『天光冠』群
『楼蘭』
地合いの極致を見たような感覚でした。
ほ、欲しい…でも、楼蘭は青でも結構高いんですよね。
『玄峻』
どれも真似出来ない程の芸術品でしたが、特にこの玄峻に圧倒されました。
普通、いや普通以上の玄峻を何本か積み重ねた感じです笑。
鷹見様の作る万年青、これだけ葉持ちが良いのは葉が落ちる数よりも繰ってくる数のほうが何枚も多いからこうなるのかな、葉持ちが良いというより葉繰りが凄いという表現のほうが当てはまるのかな、と個人的にそう思いました。
野村様
お宅は万年青の本場、三河にあります。
まだ万年青を始められてから5年未満と日は浅いですが、棚に並んだ万年青のランクは銘鑑の上に位置するような超一流品ばかり。見応えも充分でした。
夏場の管理などが難しい三河方面ですが、業者の的確な指導のもと工夫の凝らされた管理法をされていました。
日もしっかりと採っておられるようで、写真の『鸞山』や作の難しいとされる『富貴錦』なんかも幅の引いた良い新葉を見せており、支部の皆さんもかなり驚かれた様子でした。
物と作、両方揃っての名作者ですから、野村様は充分その域に達することのできる要素の揃ったレベルなのではないでしょうか。
これからの更なるご活躍を期待致します。
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