草匠展は無事終了しました。
こうやって山野草などの他の園芸植物と一緒に展示販売する場を与えてもらえるということは非常にありがたいことです。
どんな世界でもピラミッド型が理想とされています。
しかし、その土台の部分が圧倒的に少なくなっている今のおもと界で、今は一人でも多くの人に万年青を見て触れてもらうのが大事だと思います。
とにかく、枯らさないようにさえ管理できれば面白さが分かってくる趣味なので、時期ごとにメリハリのある固い作りを薦めるようにしています。
今回の展示は羅紗系では『力和』と『旭翠』を展示したので、当才の苗と親木との比較で葉芸について説明すると相当多くの人が関心を示してくれました。
『旭翠』
『力和』
昨年の草匠展でおもとを買っていってくれた女性の方のおもとを植え替えました。
さて、この品種はなんでしょう?
正解は…『新生殿』でした。下の葉は確かに新生殿。
家の中で管理していたようで徒長してしまっています。
芋根は異常なく、苔が乾いたら水を抜けるようにやっていたと言うので水管理は問題なかったのでしょう。
なので次のステップとして、この時期の採光をもっと多くして、肥料を適度にやればしっかりと新生殿の特徴を出してくれるはずです。
烏骨鶏と庭のチューリップが田舎の良い風景だったので一枚ずつ。
温室11−27℃
鉢内11−28℃
17時頃灌水。
さすがにこれくらいの気温になってくると日中は日覆いを引かないとまずいでしょう。
昼と夜の温度差が激しすぎますね…
それから、青を集めていて感じたことなのですが、それぞれ地合いや紺性や葉肉に違いはあれど、登録品ともなるとさすがにどれも深みのある魅力的な地合いをしています。
実生を選ぶ際にもやはり地合いの良いものを優先的に残したり、買ったりするべきですね。
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