『金剛鳳(こんごうほう)』
昭和10年頃、嘉禄二面(金剛錦)×幽霊斑(麗宝)によって愛知県で作出された胡麻斑羅紗実生が三河の某業者によって福井氏、高栄氏、そして登録者である大野信哉氏に納まる。昭和18年、大野氏のところで覆輪の回った割子が3万円という高値で、かつ36人によって共有とされた。
その木は『金剛冠』と命名されたが、昭和26年に枯死。
残った木に『金剛鳳』と命名。
艶消しの地合いに鮮明な黄胡麻斑。二面、雅糸竜、熨斗葉、本剣と多芸品種で小型の胡麻斑羅紗である。
現在では数はそんなに多くはないが『金剛鳳覆輪』として覆輪の木が出回っている。
外気3−10℃
温室5−14℃
鉢内6−16℃
灌水なし。
「昔ながらの芋吹き方」
俵を作り箱に隙間なく詰めます。
長野の名作者と呼ばれる方々は、この昔ながらの方法が多い気がします。
当園では作業効率などを考え、下の写真のように俵をビニールで巻いて芋吹きをします。
芋吹きというのは結局は芋を切るまでの作が重要なので、吹きの成功率としてはビニール巻きもそんなに変わらないと思いますが、やはり万年青に関わる一つ一つの作業に対してしっかりとこだわりを持ってやっておられる、というところが名作者たる所以なのだと思います。
音楽でもmp3のようにPCを使い効率化された綺麗な音よりも、レコードの針を乗せる所作やチリチリとしたアナログ音のほうがグッとくるのと似ているような気がします。
4月17、18日は東御市の道の駅、雷電くるみの里で東信おもと愛好会による春のおもと展が行われます。
是非遊びに来てください。
お待ちしております。
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