『児玉残雪(こだまざんせつ)』
明治初期に鹿児島の児玉某氏のところで、都の城(本ミヤコ)に虎斑の現れたもの。
本ミヤコなので葉肉が厚く、覆輪が深く、立ち葉で上品な葉姿をしている。
そこに雪白で大柄の虎斑を現し、非常に美しい。
本種の虎斑は後暗みする傾向があるので、成長期に十分な採光をして虎斑をしっかりと出すことが培養の秘訣である。
大葉系で展示会によく出展される品種は『○○の図』のように、原木の名前が入っているものなら分かりやすいのですが、別で名前の付いているものは原木を覚えるのが大変ですよね。
そこで、分かりやすいかどうか分かりませんが、3系統だけまとめてみました。※大衆品のみ
都の城系:家宝都の図(実生口)、御所桜(縞図)、児玉残雪(虎斑)、聖光都の図(本都)、大観(本都の図)、大雪山(本都の図)、龍巻都の図(本都だと思われる)、都の雪、花(実生口?虎斑)
大象観系:残雪(図)、駿河富士(流れ虎)、千代田城(紺覆輪、紺縞、浮き地)、鷲高隈(切り斑虎)
五大高嶺系:五大州(縞)、加賀錦(五大州の図)、五大三光(五大州の虎)、旭光(図)、聖紀の誉(図性の良いものは『天旭宝』)、高千穂(虎斑、かつて性の良いものは『米若残雪』と呼ばれた)
外気△4−9℃
室内3−12℃
鉢内4−15℃
ビニールハウスだけ灌水。
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