『お多福の図』。
大正時代に兵庫県の坂井寅市氏が大車から作出した『お多福』に図が現れたもの。
昭和25年頃に愛知県の鈴木和三郎氏のところで現れたものと、27年に同じく愛知県の山本由太郎氏のところで現れたものなど様々な系統がある。
羅紗の図物の代表格で、図性の良いものは人気があり、近年でも高値で取引されたことがあるそうです。
写真の木は松本の百瀬さんの木でお多福の図の中でも一級品です。
雪白な打ち込み図が裏まで通ったものほど良質で、この写真の木は葉肉が厚くなっている部分も物ともせず真っ白な図を現しています。
なお、『お多福』に縞が入ったものが『福錦(ふくにしき)』という品種で、鮮明な縞が均一に入ったものは見応えがあります。
今日は、今年の夏前に陶芸家の方から譲ってもらった焼物用の電気釜を初めて動かしてみて、黒鉢を縁足金に大変身させました。
園主と専務と私で誰が一番綺麗に塗れるかを競ってみたのですが、やはり性格が出ますね。
ちょうど来園されていたお客様も一鉢自分で塗って焼いてみて、その後買った万年青を早速植え込んで持って帰られました。
縄縁もご覧の通り。中々うまく塗れていると思いませんか?(^^)v
写真に写っていない部分で綺麗に塗れていない部分があるのですが、そういう所はもう一度金液を塗って焼けば問題ないそうです。
しかし、電気釜は電気代が高くつきそう。
さらに液金も結構値段が張るので、これで経費を大幅に削減という訳にはいかなそうです。
遊びの一環ですね。
室内気温10−15℃
鉢内温度10−16℃
灌水なし。
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