写真の木は『玉楼』です。
最高閣の前田茂弘氏が作出したことと、まだ本数が少ない頃この木の魅力に魅せられた宮田年一氏が持っていたことから『前田年実生』と呼ばれていました。
これとは別に『羅紗王』と言う品種が宮田年一氏が命名、登録したもので『年実生』と呼ばれていました。
このように万年青は命名されるまでは、持っている人の名前や、作出した人の名前などから『○○実生』と呼ばれることが多いです。
交配は最高閣と同じく、大宝×晃明殿とされているのですが、THE大宝実生といった感じのため、晃明殿のほうは?といったところです。
でも完成した時に現す総雅糸竜を見ると本当に晃明殿の血が入っているのかも?とも思えます。分かりません。
玉楼は先代宝生園さんが登録したものなので、宝生園さんに聞けば分かると思います。
左右のバランスが良く整然としていて葉姿を乱しにくいので、雅糸竜を現さない若木でも十分に観賞価値があると思います。
私は初めて見た時に旭峰に雰囲気が似ているな、と感じました。
それ以来、私の中では勝手に「立ち葉の旭峰」、「折り下げの玉楼」となっています。
覆輪がどちらも黄覆輪だからそう感じたのかもしれません。
室内気温17−19℃
鉢内温度17−18℃
灌水なし。
コメント
コメントを投稿