これは東信分会の会員の方が作出した実生で一本ものです。
千代田系の実親から生えたそうです。
ご覧の通り千代田城のような地合をしています。
やはり千代田系と何か深い関係があるのか•••
これは長野大会の時に関東のある方から教えていただいたのだが、万年青の葉は基本的には2層構造になっているらしいです。しかし、鶴裳や千代田城のような色の万年青は3層構造になっているのだそうです。天光冠の粉を降ったような魅力的な地合も同じように3層構造になっているらしいです。
つまり、普通の万年青と同じような地合の上に、さらにもう1層の白みがかった透明の膜が張っているということだと思います。
•••30分後
これは仮説などではなく、葉の断面を見てみると実際にそうなっていました。
今ちょうど温室に行ってみたら、運良く(?)下葉の葉先に疵がある鶴裳を見つけたのでその部分を切って虫眼鏡で見てみました。おもしろいのは紺縞の部分は表裏に白い膜が張っているのに、紺覆輪の部分は膜が張っていないのです。
これはどういうことなのでしょうか。
覆輪の部分は層が一つ薄くなるのか?ということは覆輪は一層構造?
千代田系はどうなっているのだろう?
積雲のような淡い地合いの万年青は?
う〜ん。
このことについてはさらに詳しく調べていきたいです。
かといって私は研究者ではないので、高価な万年青にわざと疵をつけるようなことは絶対にしないのでご安心を。
何かこのことについて他に知っている方がいらっしゃいましたら、コメントにて教えてください。
室内気温19−25℃
鉢内温度18−22℃
8時半頃灌水。
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