今日は爽やかな風が吹いて、人間にとっては過ごしやすく、秋の訪れを感じさせるような一日でした。
夏が過ぎてフザリウム菌の活動が活発になると、熱湯をかけたように万年青が溶けてしまう病気、青にえが頻発するようになるので皆さんも気をつけてください。
フザリウム菌の発病には気温と地温が大きく関係していて、発病の最適気温は23−30℃、最適地温は25−27℃で、地温が33℃を超えると発病が急速に低下するようです。
そして、極度の乾燥状態や多湿状態でも発病しやすいようです。
土壌pHも関係していて、酸性土壌で発病しやすいようです。なので、夏にアク水の量を増やすという管理の仕方は、この青にえの発生を抑えるという意味でも効果があるような気がします。
一応青にえ予防にはタチガレエースやタチガレンといった殺菌剤が有効なのですが、百パーセント防げる訳ではないようなので、風通しを良くし、蒸れないようにして健全な万年青作りをすることが一番の予防法だと思います。フザリウム菌は植物が若く、健全に発育している状態では感染が起こりにくいようです。
尚、当園ではタチガレン等は使用していないので、これらの殺菌剤で万年青にどの程度の薬害が出るかなどの詳しいことは分かりません。
室内気温22−29℃
鉢内温度22−27℃
16時半頃灌水。
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