写真は図が沈んでしまっていますが古くからある大葉万年青の図物の代表格、『残雪』です。
大象観に図が現れたもので、覆輪は無く、濃緑色で、幅広く、葉先に丸みがあるのが特徴です。
そして、葉全体が波を打ったり、シカミが出て羅紗地のように変化したりと特色があります。
江戸末期から現在まで図柄の出方が様々に変化して片貝性、松島性、新雪性など数多くの血統があり、値段も性によってピンからキリまであります。
この木は当園で何十年も働いてくれていて、昨年亡くなってしまった故西沢三男さんの遺品で、祖父のように私をかわいがってくれていた三男さんの遺品だからということで、今年から私が管理することになりました。
2年くらい植え替えてなかったので春に植え替えをしたところ、芋はしっかりしていて、根は鉢中に張り巡らされていて下は理想的な状態でした。
そして今日、日が強すぎる気がしたので日陰に移していたら下の写真のように子が2本上がっていました。
木目図が出ていて松島性だと思われます。
この図の出方なら害虫病や葉焼けなどに気をつけてしっかりと作れば立派な美術品になりそうです。
じいちゃんからの最後で最高のプレゼントです。
室内気温21−31℃
鉢内温度19−28℃
17時頃灌水。
「最高のプレゼント」
返信削除大切にしてくださいね。
私も田哲園さんから最初に購入した決まりものを大切に育てています。
>>麒麟さん
返信削除コメントありがとうございます!
商売人を志す者としては早くこの残雪の割子で商売をできるようになりたいです。
でもこの親木のほうは一生残せたらと思っております。
もし機会がありましたら麒麟さんのお棚も見せてください。
omoto-boyさんへ
返信削除会社の休みを利用して万年青趣味を楽しんでいますので棚も狭く栽培数も少ないです。
今はまだ見ていただくものがないですが、将来は見ていただけるように頑張ってみますね。
>>麒麟さん
返信削除楽しみにしています!
色々と万年青のことを教えていただきたいです。