萬風展 pt.4

今日から小布施のフローラルガーデンで「おもと・春蘭展」を開催しています。
今年は大葉の展示品を増やして展示棚が見栄えするようにしました。萬風賞作品2点の展示や昨年に続いて大象観シリーズを並べるなど、面白い内容になっていますので、お近くの方は遊びに来てみてください。

登録品から数点ピックアップ。
『楼蘭』『冠彩』
『楼蘭』は圧倒的な存在感を放っていました。葉尺が詰まり、葉幅がひき素晴らしい作品です。まだ若干ですが若いので葉芸はもう一歩進みそうです。
『冠彩』縞っ気がなく今までのイメージと違った姿を見せていました。覆輪が白いので紺性が引き立っています。

『萬楽』『蘭奢待』
『萬楽』新登録品。葉芸は若いですが柔らかいイメージでこんな顔も持っているんだなと参考になります。
『蘭奢待』葉芸だけなら萬風賞作品を凌ぐ程に良い芸を見せています。

『天恵冠』『峻山』
『天恵冠』今回の萬風展で一番の感動品。作りづらいという話と、地合いものという話を聞いていたのでこんな姿は想像もしていませんでした。
『峻山』昨年くらいから私の一番好きな木です。葉姿良く葉芸も無駄が少ないと良い所は沢山ありますが、とにかく地合いが良いです。『武陵』を丸止めにして詰めた感じでしょうか。

『真山』『宮錦』
『真山』あまり詳しくないのですが、この木を見ただけだと『寿扇』みたいな地合いをしていると感じました。
『宮錦』本種のイメージを覆す程に葉芸を現した名作品。芋吹きの写真を見ましたが、品物は間違いなさそうです。

『富国殿』『鸞山』

『富国殿』何度見ても素晴らしい作品です。白さが美しい。
『鸞山』これぞ至芸品。甘い葉がありません。

この記事を書いていて思ったことは、、、カメラの自慢をしておきながら腕がまだまだでした。
ピン甘が多くて見苦しいかと思いますが、ご容赦下さい。

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