6月29日 初夏の通信簿

ECメーターを使って肥料濃度の比較をしています。
初日に撹拌したので撹拌してからの数値です。
水道水300ccに対し、肥料15g
   自家製 おまかせ マグアンプK バイオゴールド
1日目 0.7   0.9    1.5     2.6
2日目 1.8   3.1    3.2     4.1
3日目 3.0   3.5    3.9     11.1
4日目 4.4   4.1    4.5     12.7
5日目 5.1   4.2    4.3     12.9 (mS)
「古典植物の肥料(液肥)」は1000倍で初日から5日経っても0.5 mSで一定でした。
また10、15、20日後くらいの数値を計測して載せます。

下葉の枯れ
この時期は新根が降りた影響や、暑さの影響で下葉が落ちます。
引っぱってすんなり取れない場合はこのように半分に裂きます。
これでもすんなり取れない場合はとれるようになるまでこのままにしておきます。無理に取るとそこから病気や傷みが入ることも稀にあります。

『白牡丹』
今の時期は『白牡丹』や『駿河富士』の新芽が楽しませてくれます。
祖父の時代には当園には『白牡丹』が3000鉢もあったそうですが、さぞや絶景だったことでしょう。

赤星病
赤星病は一つ目の写真のようにじわじわと黄色くなり、二つ目の写真のように黒くなってきます。黒くなるとカビ菌を飛ばして他の万年青にも移るので、発見したら即その部分を切り離してしまいましょう。
今は水銀剤などが使えず、特効薬がないので定期的な予防を。予防としては「トリフミン」などが有効です。

『峻嶺』

私が入園したときから作っている木です。芸はまだですがやっと腰が太ってきました。
『松籟』

傷み切上一本根から立ち直った木です。
私の中で『松籟』は羅紗おもとの理想の一つです。
葉姿が乱れない、地合いは粗れ地、覆輪は雪白で紺とのコントラストが良い、芸は熨斗主体で雅糸も上品、と非の打ち所がありません。写真の木は今年でかなり見れる姿になりそうです。

昨年までは犬を敷地内に放す為、夏場も東側の窓は夜間も閉めていましたが、今年からは窓を開放する為に窓の外にネットを張りました。
通気が心配でしたが、問題なく風が通ります。
これで今年からは名作者でしょう笑。

コメント

  1. 悠介さん 今日は
    リンクでお世話になっている者です。
    梅雨が明けそうな気配でしたのであわてて温室の上部にヨシズを載せ、天窓を解放したらまた梅雨模様です。
    もうそのままにしときます、、、。
    今は、病気が落ち着いていますが、春先「炭素病」が蔓延して困りました昨年よりは少なめですが。秋の終わりころにまた発病しますので、消毒を入念にと考えています。
    トリフミンの件ですが、使用を誤ってしまい、効かなくなりました。予防薬と治療薬と混同したためです。始めはよく効果があり月1回位使用したことがありました、調べると耐性が付き安いとの事でした。今はシーズン1回にしています。
    所で、ランセットを販売していますが、素人が研ぐにわ
    どちらが良いのでしょうか、、、教えてください。

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  2. noboruさん
    トリフミンは耐性がつきやすい。なるほど。
    うちは殺菌は月1程度で毎回薬品を変えているので大体シーズンに1回くらいになっているかもしれません。
    販売しているランセットは厚さがあるので粗いものでしっかり研いで薄くしてから仕上げで刃をつければ良いと思います。時間がかかるかもしれませんが、素材は良いので研ぎ上がれば使いやすいと思います。

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