3月10日 名残り雪

萬風展の写真紹介は記念帖も出ることですし、これくらいにしておきます。
ところで、以前長野大会の記事でも書いた、私が『名残り雪』と名を付けて勝手に喜んでいた木は、『残雪』の変化種ではなく、周りの評価などから『折り熨斗の図』である可能性が強くなってきました。
始めはシカミが熨斗芸のように変化したのかなと思い込むようにしていたのですが、確かに、羅紗地に変化したからといって熨斗芸は不自然ですよね。
『名残り雪』
趣味者の方が『残雪』の変化種だということで当園に持ち込んだことは事実なのですが、混ざってしまった可能性も、某大臣ではないですが、なかったとは言い切ることができないので、しっかりと両種とも並べて作ってみて、同種なのかどうかを確認するまでは世に出さないようにします。
いずれにせよ、図性は良いので落胆はしていません。
新品種として世に出るか、古典品種の上柄として世に出るかの違いだと考えています。

外気1−7℃
温室3−9℃
鉢内4−12℃
9時頃灌水。

3月12〜14日は小布施のフローラルガーデンでおもと/春蘭展が行われます。
大勢の方のご来場をお待ちしております。
↓詳細はこちら

コメント

  1. 私も先ごろ同じような経験をしましたよ。品種がわかって、古い品種でもこんなに素晴らしい芸をするものかと勉強になり、また、栽培意欲を沸きたててくれるものでした。『名残り雪』はいい名前なので、命名できるときまで大事にとっておきましょうね。

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  2. 万葉さん

    コメントありがとうございます。
    そういえば、例の木は当園にも一本だけありました。
    特徴のある良い品種なのでお互いしっかりと残していきたいですね。

    私のほうは今回はアハ体験とはいきませんでした。
    『名残り雪』は『残雪』の二文字が入っていることに意味があるので、本物の残雪変化種に出会う日を楽しみに待つことにします。

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