11月2日 富国錦、悠久

『富国錦』
結構な芋傷みがあった親木を苔で包んだまま鉢に差して3年間くらい普通に肥培管理していたところ、気が付いたら美術木になっていました。
大した手入れもしていなかったので、相変わらず根落ちも多く、芋傷みも治っていませんが…。
葉芸も葉姿も良く、私の中で強く印象に残っている、長野の名品展の時の松本さんの木に近いような気がします。
葉幅がやや足りないか。

松本さんの作品



一応比べてみましたが、松本さんの木ほど洗練されていないものの、やはり中々良いのではないでしょうか。
葉幅は全く足りていませんね。
これが健全な木だったら最後まで緩まずに作がかかったと思います。


 「悠久」
一昨年の秋まで初根付きだった木が昨年の冬の間に傷んでしまい、もうダメかと思っていましたが、大谷式で治療したところ完治しました。
今まで見せなかった葉芸も現わして、老木の味が出てきました。
若いうちに割子で2本殖えましたが、その後殖えていないので、来作は芋切りをしようと思っています。

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