6月22日 麒麟錦、萬玉、武陵

毎週土曜日の夜にNHKで放送されている「ブラタモリ」。
毎週楽しみに見ているのですが、先日の「小江戸・川越」というテーマの放送の中で「喜多院」が紹介されました。
天海が住職を務めていた頃、大火でほとんどを焼失し、三代将軍家光の命で江戸城内、紅葉山から客殿や書院が移築されたそうです。
その中には家光誕生の間もあり、格天井には様々な花模様が施されているのですが、その中に万年青も描かれていました。

「麒麟錦」
芋吹きから作ってようやく納得のいく姿になってきました。
この品種も古いのですが、未登録で、定期的に今年は登録されるらしいという噂だけが聞こえてきます。 
こうやって作っていると熨斗に特徴があり、中々面白い木です。 
次世代のホープ「萬玉」です。
対比される『円心』よりも葉肉に厚みがあり、厳しい雅糸竜も現わしますが、芸質は若干柔らかいといった印象。
『富国殿』と『天光冠』なら『天光冠』寄りでしょうか。
画像では分かりづらいですが、縞ははっきりと確認できます。
親木は縞が縁に寄った木だっただけに、もっと柄が進んでほしいところです。 
『武陵』
凄いボリュームのある葉を展開してきました。
左側の鎌葉が気に入らないですが、今年の秋は展示しようと思います。 
柄が派手になってしまい、地合いの良さは消えてしまいました。

コメント

  1. 武陵にこんな葉が出るとは、これで揃えばまた違った魅力が出てきそう。秋を楽しみにしています。
    それはそうと、販売しているアタッシュケースには思わず笑ってしまいました。本気で販売してるんですよね(笑)

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    1. 万葉さん
      私としては『武陵』はもっとスマートに地合いを見せてほしいのですが、これはこれでありですね。

      アタッシュケースは盆栽道具を売る業者から買いました。
      僕と親父は2年前くらいから芋切りセットを入れて持ち歩いています。
      これから流行るかもしれませんよ。笑

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  2. 同じく驚嘆!縞覆だからのりを引いたように白くていいです。
    縞羅紗は本芸を引き出すのが難しいです。

    明日は業者組合で東京支部訪問ですか?
    報告楽しみにしてますよ!

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    1. S.Hさん
      評価をいただきありがとうございます。
      裏から見ても白いところがポイントですかね。笑

      関戸さんや篠崎さんなど数件のお棚を訪問する予定です。
      しっかりと写真を撮ってきます。

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