7月1日 天賜冠

『天賜冠』
「おもと培養必携」によると昭和六年春、榎本氏が、東京の吉田由造氏から買い入れ、昭和十四年ごろ命名されたもの。
多くの点で『天光冠』に似ているが、当才、二才では葉先がとがる、地質が堅い。
芸は比較的淡白で地質、容姿の愛されるところは『天光冠』『富国殿』などに似ている。とあります。

広島の名品展の時に多賀さんの棚で『天賜冠』の一枚だけもの凄い葉芸を現した木を見た記憶があります。確かその木は緩い葉でしたが三角葉のような葉も見せていました。
私のところでは紺性の淡い『鯱』のような姿で留まっています。
これはこれで葉肉も盛ってきて面白いのですが、もう一段階進んだ姿を見てみたいものです。

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