13 東京支部展pt.4 安達賞

参考品席から数点選ばれる安達賞を紹介します。
「羅紗実生」藤倉さん
昨年の姿も見ていますが、その時点で覆輪も回り大物感がありました。今年は葉先がツンとして何とも特徴のある広葉を繰り出し、相当面白いことになっていました。作出者は久光氏。
襟組とシルエットがgoodです。 

「羅紗実生」徳益さん
氏の作出品である『暁雲』 タイプの肉厚、熨斗雅糸、地の良い実生でした。
「福寿丸」近藤さん
笠原さんがかつてコレクションしていた羅紗獅子の中の一つです。広葉の葉芸と巻きは数ある羅紗獅子の中でも相当高いレベルにあります。この木をきっかけに人気が上がっていきそうです。
「吉法師」近藤さん
特に紺性が強く、照りのある地合いは『荒法師』に通じるものがあります。様々な熨斗葉を見せています。
「松龍」関戸さん
萬遊賞も受賞された逆鉾羅紗千代田です。
この品種には惹かれるものがあります。
「天籟」関戸さん
シルエットが良く、止め葉の葉芸も力和のような二面雅糸を現しています。
「玄珠」関戸さん
紺性は淡く見えます。
ちょっと芸質は違いますが、来年度新登録品の『聖鶴』を葉繰り良くしたような木という印象を受けました。

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