8月7日 豪雲など

「豪雲」
安達さんが生前、茶鉢に植えて培養されていた中の一本の羅紗実生です。現在は数本に殖えています。
園主はその頃からこの木に感じるものがあったらしく、引き取った後に「豪雲」と命名しました。
タイプとしては『力和』型ですが、葉芸はそれよりも整然としており、芋切りをしても凝ることはあまりありません。
今年はきれいに折り畳まれた熨斗葉を見せました。

『雲鶴』
丹精込めて作っているのですが、今年はもう一枚が中々繰ってくれません。
葉芸としては至芸に近くなったのでそこは満足しています。
若木のうちは板地の『鸞山』といった感じですが、親木になるとはっきりとした特徴がある名品です。


芋吹き観賞
『玄峻』
葉全体に丸みを帯びて親木になった時の力強くも柔らかい、といった感じがすでに出ています。葉姿は直線的で葉に緊張感があります。
紺性が強く、地は粗れ気味です。
生えでこの感じだったら将来を期待してしまいますね。

コメント

  1. 豪雲は目にしたことがあるけど、この雰囲気はいいと思ってました。力和がうまく作れるようになったら挑戦してみたいですね。

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    1. 万葉さん
      当園では「力和」よりも作りやすいですよ。
      でも今までに他所で何本か倒れているので、性質は弱いところがあるのかもしれません。

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