6月30日 札落ちいっぱい

ちょうど1年前くらい前11.7.9のblogに載せた『聖源』じゃないかと鑑定をしてもらった木です。
私はその時『国宝錦』だと思っていたのですが、今年の葉繰りを見て再びその感覚が蘇ってきました。
葉性が非常によく似ており、芸足も近いものがあります。
どうでしょうか?

下葉
園主からは「葉性だけじゃなく総合的に判断しなければダメだ」と教えられたので、とりあえず作って芋吹きまでとってみることですね。

続いてはこちら。10.11.14『?fr.苔』です。
これは『雲鶴』に近いと思っていたのですが今年の葉芸で一気に???となりました。
この芸は『雲鶴』のものとは違いますね。

比較する為に『雲鶴』そのものも並べて作って感じていたことは、『雲鶴』に比べて地が微妙に粗れ気味かな、という程度でした。


以前のblogではそのタイトルの札落ち羅紗に若い葉が酷似していると書いたのですが、やはり今年の葉芸からすると同じものかもしれません。

ちなみにその木の現在の姿。

この木は『天元』じゃないかという意見が多いですが、私の中では納得に至っていません。…というより違うと思っています。
来年は芋を切って吹きを見てまた吹きを作ってみます。
ということで分からない木はどんどん分からなくなっていくのでした。

羅紗は作で地合いまで変わることもあるので本当に難しいですね。
そして似たものが増えてくると余計に難しくなります。
だからこそ品種に特徴があるということは非常に重要になります。

札落ちはずっと付いて回る問題なので鑑識眼は一生磨き続けなければならないんだな、と改めて感じています。

コメント

  1. 1本目、葉芸の進み方なんか国宝錦と似てると思います。2本目も丁度私のところも今年芸をした葉が出てきて、こちらも似てるような気がします。omoto-boyさんのところの作りのほうが木に柔らかさを感じますが、それでも私も国宝錦と天元じゃないのかな~と思います。
    私のところも、とりあえず名札はあとでと思って最初は覚えているものでも、成長してくると?となるものがよくあります。札はきちっと付けるように心がけたいですね。

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    1. 万葉さん
      国宝錦、似ていますよね。画像でこうやって並べてみると一致していると言ってもいいくらいに似ています。

      2本目は天元ですかー。棚に何本か天元がありますが、やはり私は違和感があります。鉢も3.5号でこのサイズでは大きすぎるような気がしています。

      この2本は私が入る前からのものですが、札落ちには気を付けていきます。

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