萬風展 萬風賞2

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萬風賞
「羅紗千代田実生」福島県 熊谷氏
広葉で艶消しの羅紗地を持ち、熨斗芸と潰したような竜がけを見せるという理想的な羅紗千代田。斑もきれい。さすがは千代田の大家です。

「玄粋(げんすい)」兵庫県 松本氏
一本ものにして大銘品の風格あり。素質をこれだけ引き出す作も素晴らしいです。
お手本とさせていただいている苔化粧も美しく、作品を引き立たせていました。

「魁雲(かいうん)」福岡県 菊池氏
萬遊賞に続いてのダブル受賞。何度見ても下葉の熨斗葉に心を奪われてしまいます。
止めの広葉が見せる葉芸が今後も見られることを期待します。

「豪雲(ごううん)」静岡県 藤牧氏
葉芸という点ではやや若返っていますが、葉姿が整った作品です。
昨年出てきた力和に似たイメージとは全く異なるイメージになったので好感が持てます。

「円月(えんげつ)」茨城県 渥美氏
作者本人の作出した実生だそうです。
今までにない程の広葉、丸葉に縞甲系の細かい総雅糸竜が魅力的で、回りかけた覆輪を見ると深覆輪になりそうで楽しみな実生です。

タカギ賞
「豪冠(ごうかん)」福岡県 的野氏
作者が培養している山田実生の一本もの。これだけボリュームがあると誰にでも分かりやすく、葉芸良く、葉姿、覆輪にも品格があります。葉芸はまだ進展の余地があるように見えます。

コメント

  1. いつもいち早い結果報告ありがとうございます。
    新しいカメラも調子が良さそうですね!

    「萬風展」では、今年も驚きと感動があり実物を観る事が出来ず残念です。
    いつかは「萬風展」に出品と思いつつ12回開催されました。
    ハードルは高くないと思うのですが皆さんに少しでも感動を与えられる物が出来るまで(出来ないかも)もう少し時間が掛るようです。

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    1. S.hさん
      いつもコメントいただいてありがとうございます。

      例のBO10の実生などは水準の高い実生だと思いますが。
      今年は舞楽も飾られていました。

      来年は長野の全国大会とともに萬風展への出品を期待しております。

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