11月11日 東京支部展 案内/上越おもと展

今週末、11月12-13日(土-日)は上野グリーンクラブにて東京支部のおもと展が催されます。
懸賞では名作品が多数出品され、参考品などでは中々お目にかかれない品種も多数出品されることと思います。大勢の方々のご来場お待ちしております。

上越支部のおもと展は平日開催だったこともあり、人の出は少なかったですが、一般のお客さんが数名来場され、おもとを知ってもらうことができました。
協会長賞の『地球宝』、業者組合賞の『旭翠』
今年は例年に比べると力作が少なかったように思えます。
それでも出品態度は皆さん素晴らしく、また、色々な情報交換が出来ました。

『福の光』

高橋さんの作品。止め葉まで白く仕上げると次の作で焼け込みやすいので、あえて秋の日を抑えて緑を乗せるようにしているらしいです。

こちらは『瑞泉』の縞覆輪。

バランスが少し崩れてしまったのが残念ですが、3年葉を保った中々の力作です。

最後に高橋さんが面白いものを持ってきて見せてくれました。
「これは一昨年の生えなんだけど、毎年芯が止まって子が上がってるだろ。」
と肉厚の生えに良くあるパターン。
「2年目の子が鼓堂みたいですね。」
と返すと
「そうだねー、ちょっと地が固いけどね。いやそんなことよりこの柄の変化を見てくれ。」


「きれいに縞→デモ→覆輪と回ってるだろ。」
と確かに覆輪の完成までの見本のような変化図。
何十年も経って殖えを繰り返しても覆輪が回らない品種があるのに、この実生は僅か3年でそれを果たしてしまいました。

コメント

  1. 縞から覆輪への変化はお見事ですね! もしかしたら、強制的に芯止まりさせて毎年子をどんどん生み出すことが覆輪への近道だったりして・・・とよからぬことを思ってしまいました。覆輪まわしたい木はまだまだ希少価値も高いので芯を止めることはなかなかできないでしょうけどね(笑)

    返信削除
  2. 万葉さん
    そう言われてみるとそれも手段かもしれませんね。玉雲なんかは試す価値がありそうです。
    若木の時点で姿が崩れてしまった場合は芯を止めて作り直してしまうというという名作者もいるらしいですよ。

    返信削除

コメントを投稿