6月24日 芋吹き、苔替え

箱出しがまだのものもありますが、芋吹きの本植えが始まりました。

灌水は今のところ数も少ないので、このように浸けて遣っています。
本葉が完全に開いてきたら数も増えるので頭からかけます。

合間を縫って苔替えをしています。

鉢にこびり付いた肥料をきれいにとって、首周りは新根を傷つけたくないので、相当に汚れているものは柔らかい筆で軽く洗います。

「悠久実生」

上砂替えをしたところ…げっ……!!子が上がりそう…。
まだ3才だというのに。あまり喜ばしくありませんね。

昨年の6月25日のブログに載せた西沢口の特別性残雪はその後、図の部分が葉焼けを起こして見るも無惨な姿になってしまいました。
湿度を保って焼けないような作を研究中です。

『瑞泉』
かなり葉幅もひいて腰も太った作が出来ています。
非売品とありますが、実は昨年から化学肥料の実験中の木です。非売品で肥培品な訳です。
昨年はエードプロというN、P、Kの比率は12:12:12の肥料で一作してとりあえずは芋根は完品。
エードプロは数粒もらっただけでこの他に『瑞泉』『力和』『玉輝冠』の3鉢に一回使って終わってしまったので、今年は粒状のマグアンプを植え込みの下の方に数粒入れて普通の置き肥も施しています。
これで至芸まで作ってみたら芋吹きをとってみて、その後の親子の経過もみたいと思っています。
「化学肥料は危ない」という話は良く聞きますが、どう危ないのかやってみないと分からない、という好奇心からやっているだけなので悪しからず。

コメント

  1. 以前からこの瑞泉の腰の太さには興味津々でした。それならと私も瑞泉を色々な植え方+化学肥料で試してみましたがどれもパっとせず。普通に植えていたのが一番まともに見えるのには、なんだかな~という感じです。今後の経過をまた教えてくださいね。

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  2. 万葉さん

    この瑞泉は画像を投稿するのは初めてです。
    他の瑞泉、力和は全然ダメ、玉輝冠は葉繰りばかり良く芸が甘い、とあまり成績はよくありません。普通の肥料で水を多めに作るのが美術品作りへの一番の近道かもしれませんね。

    今まで何度か載せている木は折衷植えで日強に作っているものです。

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  3. 悠久実生に割子ですか~。ハッキリした縞が出ればいいのでは!!
    実生は初3歳頃に割子が上がり易いです。
    やはり、今年の実付きは悪い様ですが仕方ないですネ。

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  4. s.hさん
    せっかくなら割子にも覆輪気が乗ってほしいところです。
    そういうものですか。そういえば生えウブの若い時に子を上げてそれ以降なかなか殖えないという話を結構聞きますね。
    期待していたものはまあまあ付いたのでそれが救いです。

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  5. あの折衷植えのものと思ってました。折衷植え、恐るべし!
    私のほうの交配はまだまだ成功した・失敗したのレベルですが、付いてないのが多いので・・・失敗ですね~。

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